翻訳依頼をする前に知っておきたい、選び方のポイントをまとめています。
インターネット普及のおかげで依頼をしようと思えば、すぐに翻訳会社に依頼できる時代です。
しかし、数多くある翻訳会社の中で、何を基準に翻訳会社選びをすれば良いか、悩んでいる人も多いかと思います。
そこで、翻訳会社選びで、真っ先に確認したい9つの事項を各ページでまとめました。翻訳会社の選び方を知って、翻訳依頼の参考にしてください。
実績を重視して翻訳会社を選ぶべきなのは、論文や専門的な文章など品質を重視する文章を翻訳したい方です。
また、各社の実績をチェックするうえで重要なのは、「どんなジャンルの翻訳を得意とするか?」ということ。
翻訳会社は各分野に特化して強みを発揮していることが多いため、その専門分野を得意とする会社に依頼しなければ思うような翻訳ができない場合があります。
なので、科学、法律など、翻訳したい分野に強みを持つ会社を選ぶようにしましょう。
また、これまでどのような会社・団体と取引してきたか、という点も実績を見るうえで非常に重要なポイントとなります。
官公庁や大学など厳密性が求められているところを取引先とする会社は、専門分野の文章の翻訳を依頼するうえで一定の信頼性があるといえます。
料金を重視して翻訳会社を選ぶべきなのは、商用ホームページや大量の文章など、多くのボリュームを翻訳したいというニーズのある方です。
一般的に翻訳会社の料金体系は、その翻訳を行う専門家の力量に応じた単価×作業時間となっています。
料金を比較する際には、ただ総額の料金が低いだけではなく、コストと出来栄え(パフォーマンス)の効率が良い会社を選ぶようにしましょう。
値段が安いからといってチープな翻訳になるとは限らず、大口の依頼などの際は割引などを適用して効率よく低料金を実現している翻訳会社もあります。
継続的な取引を通じて料金をサービスしてくれる会社もありますので、条件面の交渉や納期の確認など、レスポンスなど対応面でもきちんとした会社を選ぶのが良いでしょう。
スピードを重視して翻訳会社を選ぶべきなのは、ビジネスの現場など時間が非常にタイトな中でメールや文書などを翻訳する必要がある方でしょう。
ビジネスの国際化が進む中で英語に限らず様々な言語で海外の取引先とやり取りする機会は飛躍的に増えてきており、そのスピードに対応するためには迅速な翻訳が可能な翻訳会社を見つける必要があります。
そうした翻訳会社を選ぶためには、なんといっても問い合わせ後のレスポンスを見るようにしましょう。朝一で問い合わせをして、その日のうちに見積もりを出してくれる会社もあります。
また、翻訳作業は実際の納期だけではなく、その前後の顧客対応も重要なもの。総合的に比較してフットワークが軽い会社を選ぶことが重要です。
口コミを重視して翻訳会社を選ぶべきなのは、絶対に失敗したくない方、また特殊な翻訳作業を依頼する方などです。
翻訳会社は多数存在し、その中にはあまりクオリティが高くない会社や、顧客対応がずさんな会社も残念ながら少なくありません。
もちろん得意分野によってクオリティが異なることはありますが、口コミを参考にすることによって、最低限取引をして大失敗をする会社を排除することができるでしょう。
また、ホームページを丸ごと翻訳してコーディングまでお願いしたい、など特殊なニーズがある方も口コミをよく参考にすべきでしょう。
それぞれの翻訳会社に何ができるのか、また自分と同じようなニーズを持った他の人の評判はどうだったのか。
きちんと事前に調べ、また問い合わせを行うことによって、失敗しない翻訳ができるのです。
どのように翻訳工程が進められるかを確認しましょう。一般的な例を挙げると、見積もり、発注、翻訳、チェック、納品という順に進みます。翻訳工程は、ホームページまたは会社資料に書いてある場合が多く、仮にチェックする工程なければ、レベルが低いものを納品されてしまうかもしれません。
ネイティブによるチェックの有無も確認しましょう。ネイティブとは翻訳する言語を母国語とする方で、自然な言い回しかどうか、その国の状況に見合った内容かなどをチェックしてもらえます。日本人のみのチェックでは、実用性が低い翻訳を提出する可能性があるので気をつけてください。
翻訳会社は、社内翻訳型と業務委託型の2通りの体制に分けられます。社内翻訳型は、翻訳会社の従業員のみで仕事を請け負います。翻訳のプロがそろっているので、専門性が合えば素晴らしい仕事ぶりを発揮してくれるでしょう。一方、専門性が合わなければ仕事を断られる、限られた人員で翻訳するので大量の注文をさばききれない、という一面もあります。
業務委託型は、あらゆる言語や業界を専門とする翻訳者と繋がりがあるので、対応力に優れています。ただし、万が一翻訳会社の営業と委託された翻訳者の間の意思疎通が取れなければ、希望に合わないものが納品されるかもしれません。多くの方が関わることで、セキュリティに注意する必要があります。2つの翻訳体制の特徴を把握した上で、翻訳を依頼しましょう。
営業のスキルも重視しましょう。特に、業務委託型の場合は翻訳者への指示ミスを少なくするために、理解力とコミュニケーションスキルが問われます。
また、納期の回答が素早すぎる場合は注意したほうがよいでしょう。あまりにも簡単に仕事を請け負う翻訳会社は、チェック体制が適当かもしれません。専門性に合った翻訳者を選ばず、手の空いている翻訳者に適当に仕事を振り分けている可能性もあります。翻訳工程の説明を踏まえ、納得いく納期回答をする翻訳会社を選びましょう。
納品後の修正対応は可能か、オプションで文字数やまとめ方の指定は可能か、などのサポート体制も重要です。追加料金の有無も聞いておくとよいでしょう。もし修正対応は別料金だったと後から分かると、予算の都合で修正を依頼できないかもしれません。満足いく結果を得られるように、サポート体制と料金を事前に確認しておきましょう。
翻訳してもらいたい内容には、個人情報が含まれる場合もあります。秘密保契約書の締結が可能か、セキュリティリスクに配慮した会社を選びましょう。
翻訳会社のWebサイトで紹介されていますが、このサイトでは全てがチェックできるようにまとめています。
それぞれの項目の重要性について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
※公式サイト上で翻訳の実例や取引実績を開示しており、問い合わせ・見積り対応が最短1時間以内の翻訳会社を、掲載されている実績実例数順で紹介 (ケースクエア:127件、NAIway:89件、ユレイタス:62件)※2021年8月調査時点)